2022年10月31日
外壁タイルをどのようにメンテナンスすれば良いか悩んでいる方のため、塗装の必要性や塗装するメリットなどについて解説します。
外壁タイルのメンテナンスで塗装は必要?
外壁タイルのメンテナンスを行う際は、必要に応じて塗装することをおすすめします。
そもそも塗装を行う目的は、外壁の耐久性を上げるためです。タイルは汚れにくく、耐久性が高い素材であるため、ほとんど劣化しません。
そのため、基本的に外壁タイルのメンテナンスで塗装は不要なのですが、塗装することにより汚れにくいタイルの強みを最大限に活かせます。
外壁タイルのメンテナンスで塗装を行うメリット
外壁タイルのメンテナンスで塗装を行う大きなメリットとしては、耐久性の向上と見栄えの良さが挙げられます。
耐久性の向上
もともと耐久性の高いタイルではありますが、塗装にはさらに耐久性を上げる効果があります。
また、モルタルの保護効果も大きいです。タイルの目地はモルタルによって埋められますが、モルタルはタイルと比較すると早く劣化してしまう素材です。全体的に塗装をすればタイルだけではなくモルタルも保護される形になるため、外壁の総合的な耐久性が向上します。
見栄えが良くなる
塗装をする際には高圧洗浄で汚れを落とすため、塗装によるメンテナンスで見栄えを良くすることが可能です。さらに、塗装を行ったあとはカビやコケ、錆が発生しにくくなるほか、ほこりなどの汚れも付着しにくくなります。
外壁の見栄えを良くしたい、キレイな状態を保ちたいと考えた場合も外壁タイルのメンテナンスとして塗装がおすすめです。
外壁タイルに必要なメンテナンス
外壁タイルを美しく保ち、機能性も維持したいと考えた際には、適切なタイミングでメンテナンスを行っていくことが重要です。塗装以外には以下のようなメンテナンスが挙げられます。
洗浄
特に塗装されていない外壁タイルは年月の経過とともに汚れが付着し、カビやコケなどが目立つことがあります。
こういった外壁タイルは、高圧洗浄やバイオ洗浄を行うのがおすすめです。
高圧洗浄は、水の力で汚れを落とす方法です。表面についた汚れはほとんど高圧洗浄で落とせます。バイオ洗浄は、バイオ洗浄剤という薬品を用いた強力な洗浄です。高圧洗浄では落としきれないような汚れにアプローチできます。
タイル浮きの補修
壁から浮いているタイルがある場合、補修が必要です。そのまま放置してしまうと取れてしまう可能性があります。
外壁表面を確認するだけでは浮きに気づけないことがあるので、定期的にリフォーム業者に調べてもらうのがおすすめです。
コーキングの補修
外壁にひび割れが発生するのを抑えるために、コーキングが施されていることがあります。コーキング部分は経年劣化しやすく、ひび割れなどが発生している場合は補修が必要です。
目地・下地の補修
タイル同士の隙間を埋める役割を果たすモルタルにひび割れや隙間が発生している場合は、補修が必要なサインです。放置するとそこから雨水が浸入してしまう恐れがあります。
塗装が必要かについてはリフォーム業者に相談を
外壁タイルは防水性、耐久性ともに優れているため、基本的に塗装は必要ないとされています。ですが、近年は空気の汚染も進んでいるほか、酸性雨などの影響を受けてタイルが汚れやすくなってきました。
メンテナンスとして塗装を行うことにより、タイルの耐久性を高め、見栄えを良くしたり、機能性を維持したりする効果が期待できます。
外壁タイルのメンテナンスとして塗装が必要か悩んでいるのであれば、専門的な相談が可能なリフォーム業者に話を聞いてみることをおすすめします。