2021年05月19日
リフォームで外壁塗装をする際に気になる換気・臭いの問題と悪影響を抑えるための対策としてどのような方法があるのか解説します。
外壁塗装の工事中は十分な換気を徹底することが困難になる?
外壁塗装をする際には塗料の臭いが家の中に流れ込むことがありますが、以下の理由で十分な換気をするのが難しい状況になります。
塗装部分周辺は足場で囲われる
塗装作業をする場所の周辺には足場が組まれます。足場によって風通しが悪くなりますので、換気がしづらくなります。また、足場を職人が歩き回ることになるので、窓を開けることに抵抗を感じる方が多いです。
養生シートで覆われる
塗料を付着させたくない部分は養生シートを使って保護をします。窓を養生シートで覆った場合、開けることができません。
作業中のゴミやホコリが室内に入り込む
外壁塗装の作業中にはゴミやホコリが発生します。窓を開けるとこれらが室内に入り込んでしまうため、換気が難しいことがあります。
外壁塗装の臭いは人体にも悪影響を及ぼす危険性がある?
外壁塗装で使う塗料の中にはシンナーが含まれているものがあり、長く吸った場合にはめまいや頭痛、吐き気などの健康被害を引き起こす可能性があります。
特に赤ちゃんは化学物質の悪影響を受けやすいとされているので、赤ちゃんや妊娠中の女性は、後ほど紹介する対策を取っておくと安心です。また、体への影響を心配している近隣住民の方から苦情が入る可能性もゼロではありません。
どのような工事をするのか、いつまで続くのかといったことがわからないと不安が大きくなるので、必ず工事前の挨拶と工事内容について、詳しい説明をしてくれるリフォーム会社を選ぶと安心です。
健康被害や工事にともなう悪影響を最小限に抑えるための対策
できる限り健康被害を抑えたいと考えた場合に効果的な対策について3つご紹介します。
水性塗料を選択する
塗料の臭いが強いのはシンナーを使用する油性塗料です。一方、水性塗料はシンナーが含まれていないことから臭いを抑えることができます。臭いの少ない水性塗料を選択しておけば、近隣住民や周辺施設からクレームを寄せられてしまうリスクも減らすことが可能です。
ただ、どの水性塗料を使うのかによっても臭いの強さが異なりますし、水性塗料では施工できないケースもあるので、リフォーム会社によく確認しておくことをおすすめします。
防毒マスクなどの購入
業務用マスクとして有機溶剤系の防毒マスクが1,000円~4,000円ほどで販売されています。どうしても作業中に室内に居なければならないようなケースで活用してみてはいかがでしょうか。
工事中は家を離れる
最もおすすめなのは、外出する方法です。家主が留守の状態でも外壁塗装はできます。
工事の時間帯を確認しておき、その時間は外に出るようにすると安心です。
特に、有機溶剤を使った作業をする際に強い臭いを感じます。そのため、妊娠中の方や小さな赤ちゃんがいる場合は事前にどのようなスケジュールで工事が行われるのか確認し、有機溶剤を使う期間だけご実家などに避難する方法もあります。
また、基本的にエアコンは塗装工事期間中でも使うことができますが、エアコンの室外機周辺を塗装するようなケースでは使えないことも多いです。夏場に工事を依頼すると臭いと暑さの両方に悩むことになるので、夏以外の時期にリフォームすることをおすすめします。
できる限り対策を取っておくことが重要
リフォームで外壁塗装を行うにあたり、臭いが発生してしまうのは仕方がないことではありますが、特に周辺の建物が近接しているような場合や、学校・病院等が近くにあるケースでは十分な配慮が必要です。
できる限り水性塗料を選択するほか、工事前の近隣挨拶で理解を求めてくれるようなリフォーム会社を選択しておくと安心できます。BXゆとりフォームでは近隣の挨拶と工事の連絡をしっかり行っているので、お気軽にご相談ください。