2021年01月27日
屋根の塗装をする際、塗料が十分な効果を発揮するためには3度塗りを行うのがベストです。ここでは、3度塗りの工程や使われる塗料の種類、特徴などについてご紹介します。
屋根塗装の3度塗り工程とは?
屋根の種類によって3度塗りの工程は異なります。スレート系屋根と鉄板系屋根の塗装の工程は以下の通りです。
- スレート系屋根…下塗り→中塗り→上塗り
- 鉄板系屋根…さび止め塗装(下塗り)→中塗り→上塗り
屋根の塗装を行う大きな目的は、塗膜による保護膜を作り、屋根を雨や紫外線から守ることです。しかし、下塗りのみや下塗りと中塗りをしただけでは、塗膜の強度が弱く、屋根を守る効果が十分とはいえません。
リフォーム会社によって塗装回数が異なるため、事前にホームページなどを見て確認しておくことをおすすめします。きちんと3度塗りを行うことが記載されていれば安心ですが、何も書かれていない場合は注意が必要です。
3度塗り工程の種類と塗料
3度塗りの工程ごとにそれぞれの重要点と塗料の種類についてご紹介します。
下塗り
高圧洗浄で塗装面をキレイにした後、下塗りを行います。下塗りで使われる塗料は、大きく分けてプライマー、シーラー、フィラーの3種類です。
プライマーは、下地に直接塗付し、下地と仕上げ塗料を密着させるために使う下塗り塗料で、接着剤の役割があります。金属部分に塗装するとさび止めとしての効果があるのが特長です。
シーラーは、下地と中塗り・上塗りの密着性を高めるほか、下地に中塗りや上塗り用の塗料がしみ込んでしまうのを防ぐ働きを持った塗料です。特に劣化している下地は塗料を吸い込みやすい特徴を持っているため、しっかりシーラーを吸収させることによって、その後に塗る塗料のしみ込みを抑えます。また、塗りムラを防止するのにも役立つ塗料です。
フィラーは、防水性とパテ効果を持つ塗料で、プライマーの機能に加えて、下地材がデコボコしている場合にそれを埋めて滑らかにします。
このようにそれぞれ特長が異なるため、屋根材の種類や劣化に合わせて使い分けます。
中塗り
下塗りが十分に乾いたら中塗りです。塗膜を厚くし、耐久性をアップさせる目的があります。中塗りと上塗りは同じ色を選択した方がムラになりにくいことから、仕上げで使う上塗り塗料と同じものを使用するのが一般的です。
上塗り(仕上げ)
上塗りでは、中塗りと同じ塗料を塗ります。全体的にムラがなくなるようにするための仕上げの作業です。
1回の作業でムラなく塗ることができれば上塗りなしの2度塗りで良いと考えてしまいますが、経験豊富な職人でも1回で確実にムラなく仕上げるのはなかなかできることではありません。
粘り気のある塗料を一度にたくさん付けてしまうとムラができやすく、見た目にも美しくありません。また、十分に塗料が塗られていない部分は機能性が落ちてしまう可能性があるので、きちんと3度塗りをしてくれるリフォーム会社・屋根塗装業者を選択することをおすすめします。
何度塗りか確認すると安心
リフォーム会社・屋根塗装業者の中には作業手順を簡略化するために2度塗りしか行わない会社もありますが、ご紹介したように屋根塗装は3度塗りが基本です。屋根は普段から紫外線や雨風にさらされていて傷みやすい場所でもあるので、丁寧な施工をしてくれるリフォーム会社・屋根塗装業者を選択すると安心です。
BXゆとりフォームでは徹底した3度塗りを行っています。非常に厳しい基準を設けており、それをクリアした塗装職人が丁寧な作業を行いますので、お気軽にご相談ください。
BXゆとりフォームの屋根塗装リフォーム