2020年12月01日
外壁塗装をする際に必須といえるのが、足場です。どれくらいの費用がかかるのか、なぜ必要になるのかなどについてご紹介します。
外壁塗装の足場費用の相場
外壁塗装をする際に組む足場の設置費用の相場は、15~20万円ほどです。平米単価相場でいうと1,000~2,000円ほどです。
気をつけなければならないのが、相場と比較してあまりにも安いケースです。足場は安全に作業するために必要なものであり、適当に設置して費用を抑えることはできません。また、万が一、足場設置に必要な材料を高いところから落としてしまったりしては大変です。
慎重な作業が求められることから費用もかかるのですが、相場よりも安い場合は足場設置にかける時間をできるだけ短くし、その分費用を浮かせている可能性があります。
急いで作業をすれば事故のリスクも高くなるので、相場よりも安過ぎる外壁塗装業者には注意が必要です。
足場に追加費用がかかるケース
外壁塗装で足場を設置する際に、相場よりも費用が高くついてしまうケースがあります。
例えば、足場を設置する場所が狭い場合、隣のお宅を傷付けないようにするため慎重に作業しなければならず、その分時間がかかることから費用も高くなりがちです。
また、3階建て住宅の場合も、縦に長く足場を組むための追加費用がかかります。他に住宅が小高い場所に建っていて、なおかつ足場を設置するのに十分な広さがない場合は、足場を崖下まで伸ばさなければならないようなケースもあり、この場合は例え平屋だったとしても2階建て、3階建てと同じような足場費用がかかることが多いです。
もう一つおさえておきたいポイントは、自宅の駐車場に足場を設置しなければならない場合、車を止めることができず、駐車場を契約しなければならないことです。近隣に高額の駐車場しかない場合は高くついてしまうことがあるので、こちらも含めて検討が必要です。
外壁塗装で足場を組む理由
そもそも、足場を設置するのではなく、はしごや脚立で作業してもらえればその分費用を抑えられるように感じるかもしれませんが、外壁塗装をする際には必ず足場が必要です。理由として以下のようなことが挙げられます。
職人が安全に作業するため
高所での作業となるため、職人の安全を確保するためにもしっかりとした足場は必須です。万が一、不安定な場所で作業をして転落事故などが起こってしまうと大変なことになります。
厚生労働省では「足場工事ではフルハーネス型安全帯の着用を義務化すること」など細かく定めており、安全性を高めるためにも足場の設置は必要です。
外壁塗装の品質を保つため
足場がなければ安全に作業ができず、どうしても塗りムラなどが発生しやすくなります。そうすると外観が悪くなるだけではなく、適切な量の塗料が塗られていない部分は、機能面でも問題が起こってしまいます。
近隣住宅への配慮
足場を設置する際には塗料の飛散防止ネットも設置します。外壁塗装では周囲に洗浄する際の水しぶきや塗装中の塗料が飛散してしまうことが少なからずあるため、近隣に迷惑をかけるのを防ぐためにも足場と飛散防止ネットの設置が必要です。
丁寧に作業してくれる外壁塗装業者を選ぶと安心
足場を設置する際には大きな音が出ますが、最低限の音で作業ができるように配慮してくれるリフォーム会社を選んでおくと安心です。また、費用についても丁寧に説明してくれる会社を選んだほうが納得して作業を依頼できます。
足場設置に関して気になることや、わからないことがあれば、しっかり確認した上で依頼することをおすすめします。
足場の設置は必要に応じて実施します
複数見積を取ると足場の設置があるリフォーム業者の見積、ない見積がでてくる事があります。
足場の有無で、塗装や板金工事等の内容も大きく変わると考えられますので、しっかりと見積の説明を聞く事をおすすめします。