2020年10月19日
外壁が変色すると見た目にはあまりよくありません。外壁が変色する原因と変色しにくい塗料について説明します。
1)経年劣化
年数が経つにつれ、色褪せの発生や、塗膜の劣化が起こることがあります。外壁は常に雨風の影響を受けており、特に紫外線が当たりやすい場所は塗膜の剥がれが発生しやすいです。劣化した外壁では建物を守れないので、リフォームの検討が必要になります。
2)チョーキング
外壁の表面が白っぽくなり、触ると手に粉がつく「チョーキング現象」が起きると変色したように見えます。チョーキングも劣化現象の一つで、高圧洗浄を行った上で再塗装する方法が一般的な対策です。
3)コケや藻、カビの発生
コケや藻、カビが発生すると壁が緑色に変色します。湿気の多い場所や日陰は特にリスクが高いです。家庭用の外壁洗浄剤などを使い、広がる前にキレイにするのがポイントです。
ブラシやスポンジでこするほか、家庭用高圧洗浄機を使った方法も効果があります。ただ、深く根付いてしまった場合は、専門業者にお願いをしなければ対応できないケースも多いです。
4)クラック・コーキングのひび割れ
壁のクラック(ひび割れ)やコーキングのひび割れは、外壁が劣化している場合に発生しやすいトラブルです。
放置すると周辺の変色にも繋がることがあるため、クラックを補修した上で塗装します。
ヘアークラック(幅0.3mm以下、深さ4mm以下のひび)などなら、塗装で処理することもありますが、建物に影響があるクラックかどうかは建物の状況により異なります。
5)サビの発生
外壁内部や鉄部に付着している水分によってサビが発生し、雨水などと一緒に外壁に流れ出ることがあります。その場合、専用のサビ取り剤で処置した上で、再塗装をする対策が一般的です。
6)施工不良
塗装してからほんの2~3年程度で変色した場合は、施工不良の疑いがあります。まずは施工店に相談し、対応してもらえるか確認が必要です。
7)ブリード現象
時間の経過とともに、コーキングの内部から「可塑剤(かそざい)」がにじみ出て、汚れが付着して黒ずみます。これがブリード現象です。美観が損なわれるだけでなく、耐久性も低下するので、早目の対策が必要です。
変色や色あせしにくい塗料の選び方
変色してから対策を取るよりも、できるだけ汚れに強い塗料や、変色が目立ちにくい色を選ぶことをおすすめします。
例えば、塗料の中では劣化に強いフッ素系塗料を検討してみてはいかがでしょうか。防カビ性や防藻性にも優れています。
また、セルフクリーニングと呼ばれる性能を持っている塗料を選択すると、紫外線で汚れを分解したり、雨で汚れを流したりして外壁をキレイな状態に保ちやすくなります。
変色や汚れが付きにくい塗料は高性能であるため、その分高価になりますが、できる限りキレイな状態を保ちたいと考えている方におすすめです。
色については、赤や黄色、紫は色あせしやすく、すぐに変色して見えてしまうことがあります。一方で白や黒、青は色あせしにくいのが特徴です。ただ、はっきりとした白と黒は汚れが目立ちやすいので、グレーやベージュなどを選択しておくと安心できます。
外壁が変色したら塗装がおすすめ
ご紹介してきたように、外壁が変色する原因は実に様々です。頻繁に掃除をしていても経年劣化による影響は防ぐことができず、見た目がキレイになったとしても、本来の機能を発揮することはできません。
変色が発生すると見た目が悪くなるだけではなく、劣化が進んでいるサインでもあるため、外壁を塗装して機能性を高めることをおすすめします。
変色したままの状態で放置してしまうと、さらなる劣化を招いてしまうこともあるので、早い段階で対策をとっておくと安心です。
変色は経年変化でおきるもの、、、
チョーキングが一つの大きいサインとなりますので、チョーキングがみられたら現地調査を依頼する事をおすすめします。
傷まないうちに塗装する方が家にとっても良いので費用も最小限で済むようにできる事が多いです。
まずは、電話で相談してみてください。