2020年09月29日
外壁塗装を依頼する前に確認しておきたいのが、どのような保証が用意されているかについてです。確認すべきポイントと注意点をご紹介します。
外壁塗装、屋根塗装の保証条件
外壁塗装、屋根塗装の保証条件として、次のポイントの確認が必要です。
保証の範囲
外壁、屋根は常に雨風にさらされていて劣化しやすい部分であるため、施工後に何かトラブルが見つかった時に備え、保証が用意されているリフォーム会社・外壁塗装業者に依頼しておくと安心です。
何の保証もないと、工事完了後すぐにトラブルが発生しても有料での対応になってしまいます。
ただ、保証がついていたとしても具体的にどこまでが保証範囲になるかは各ケースで異なるため注意が必要です。代表的な保証対象は、「壁の塗装で塗膜の剥がれが発生した場合のみ」と設定している場合が多く、保証期間内でも塗料の変色は保証対象外になることが大半です。
また、外壁部分屋根部分以外の木部、鉄部などが保証範囲に含まれているかは会社によって異なるため確認が必要です。
保証の対象
気を付けておきたい事として、保証の対象期間だったとしても完全に無料で対応してもらえるわけではありません。
例えば、補修しなければならない場所がたくさんあったり、広範囲の補修が必要だったりする場合は有料になることもあります。どこまで無料で対応してもらえるかについては必ず確認が必要です。
保証の対象外、天災や不備
保証内容だけではなく、どのような場合に対象外になるのかも細かく確認しておくと安心です。例えば、天災で劣化が早まった場合や、以前行った塗装工事に不備があったことによる塗装の剥がれなどは対象外となることがあります。
「10年保証」などのように長年の保証がついていたとしても、保証対象外になるケースとして設定されているものが多いと、結局保証を利用することができない場合もあるため、保証内容を念入りに確認しておくことが大切です。
外壁塗装、屋根塗装の保証の種類
外壁塗装、屋根塗装の保証には、大きく分けて次の3つの種類があります。
工事した会社のオリジナル保証
自社保証や独自保証とも呼ばれ、外壁塗装屋根塗装を行ったリフォーム会社・外壁塗装業者が保証主となるものです。1年から10年程度の保証期間を設定しているものが多く、中には「20年保証」を用意しているところもあります。
ただ、保証の内容は外壁塗装業者によって差が大きく、いざ保証が必要になった際、ほぼ保証されないこともあるので注意が必要です。
業者加盟の団体や組合の保証
リフォーム会社・外壁塗装業者が加入しているリフォーム団体、または組合などの保証制度です。平均保証期間は1年から5年程度となっており、万が一、工事を依頼した外壁塗装業者が倒産しても代わりに団体や組合の保証を受けることができます。
工事を依頼するリフォーム会社・外壁塗装業者がどのような団体に加盟しているのか、保証内容はどうなっているのかをあらかじめ確認しておくと安心です。
塗料メーカーの保証
塗料を作っている一部のメーカーが、1~3年程度のメーカー保証を用意していることがあります。対象となるのは戸建てではなくマンションなどの大きな物件のみなど条件がありますが、塗料の持ちを確認するための点検をしてくれる保証があるのも魅力です。
なお、メーカー保証が用意されているのはごく稀なので、メーカー保証があるかどうかよりも信頼できるリフォーム会社・外壁塗装業者選びにこだわることをおすすめします。
各社の保証をよく確認
工事完了後のトラブルに対応するため、できる限り保証が用意されているリフォーム会社・外壁塗装業者に依頼しておくと安心です。ただし、具体的な保証内容については各会社や団体で大きく異なるため、どのような保証やアフターフォローが用意されているのか必ず確認してから依頼することをおすすめします。
実際に保証を利用しなければならなくなった時のことまで考えて、どこに依頼するかをしっかり検討しておくと安心です。
オリジナルの保証は注意が必要
オリジナルの保証は、リフォーム専門店、塗装会社が存在していないと対応できないところがあります。
心配やおや?と思うところがあれば、規模や実績、財務状況等も確認する事をおすすめします。