2020年06月30日
屋根から雨漏りが発生した場合に考えられる原因や、自分でできる対策、専門のリフォーム会社だからこそできる雨漏り調査などについてご紹介します。
屋根から雨漏りする原因は4つ
屋根から雨漏りが発生した場合に考えられる理由としては、次の4つが挙げられます。
防水シートからの雨漏り
屋根材や板金の下部分には、ルーフィングシートと呼ばれる防水のシートが敷かれています。万が一屋根材の劣化が激しくなり、穴が開いたとしてもこのルーフィングシートにより室内に雨漏りが発生することを防ぐことが可能です。
瓦やスレート系屋根材などの屋根材自体の劣化(屋根材の経年劣化)が直接雨漏りの原因になる事はほとんどありません。
しかし、屋根材や板金などが傷んでいて雨水が流れ込んでいる場合、ルーフィングシートも徐々に劣化し、最終的にはシートが破れて雨水が浸入してしまうことがあります。
雨仕舞(あまじまい)板金からの雨漏り
雨仕舞とは、雨が降った際に外壁、または屋根などの隙間部分から内部に雨水が入るのを防ぐための施工方法のことです。
雨漏りが発生している場合、この雨仕舞のための板金部分から水が浸入していることもあります。
特に、屋根と屋根が取り合う部分にある「谷樋板金」は雪や雨水が集中しやすいため、雨漏りが発生しやすい箇所です。
また、屋根材の中には、塗装しなければ本来の性能を発揮できないものがあり、最適なタイミングでリフォームを行わず放置してしまうと塗装が剥がれ、屋根材の経年劣化を悪化させてしまうことがあります。
他にも屋根のとがった部分を覆っている「棟板金」と呼ばれる板金が原因の劣化や、ズレが原因で雨漏りが発生することがあります。
天窓やトップライト周辺の雨漏り
天窓やトップライト周辺から水漏れが発生することも多いです。経年劣化だけでなく、施工不良やゴミなどが詰まっている場合も水漏れに繋がります。
施工不良による雨漏り
雨漏りを防ぐためのルーフィングシートは、外壁施工時は屋根まで、屋根施工時は外壁まで余分に出すのが理想ですが、これがおろそかになった場合、雨漏りが発生することがあります。
また、コロニアルの塗装後は屋根の内部に入り込んだ水を外に逃がすための隙間を空ける「縁切り」と呼ばれる作業があり、手抜き工事によりこれらの作業がカットされていると雨漏りしやすいです。
屋根の雨漏りの応急処置を自分でやる方法
自分で行える雨漏り対策は限界がありますが、室内の二次災害を防ぐために、雨漏りした場合の応急処置として実践できる簡単な方法をご紹介します。
最も手間がかからないのはバケツで漏れた水を受け止める方法です。また、防水テープや吸水シートを使った方法もあります。
屋根の上にあがることができるのであれば、ブルーシートを使った応急処置に挑戦してみる方法も効果的です。どこから雨水が浸入しているのか分かる場合は、そこを覆うようにブルーシートをかぶせます。
ただし、高いところに登って作業するのは大変危険なことですし、そもそも屋根材が傷んでいる場合には屋根の上に上がった際に崩落の危険性もあるのでおすすめはできません。
早い段階で業者に雨漏り調査を依頼
応急処置をするだけでは効果的な対策にはならないため、雨漏りが発生しているのであれば早い段階で屋根の修理を検討するべきです。補修をせずに放置しているとどんどん状態が悪化してしまい、修理費用もかさんでしまいます。
修理を依頼する際には、信頼できるリフォーム会社・外壁塗装業者に早い段階で雨漏り調査を依頼することが大切です。
今すぐ修理が必要な状態かどうかを判断できますし、自分でコーキング材などを使って処置をした場合、それが適切な形でできているか確認してもらうこともできます。
BXゆとりフォームでは雨漏りの原因を特定するだけでなく、徹底的な調査を行っているので、まずはお気軽にご相談ください。屋根・外壁・付帯部の状態確認については無料診断を行っています。
更に詳細な調査ができる散水調査、赤外線調査などもあるので、雨漏りの早期解決が可能です。詳細は以下のページをご確認ください。
雨漏りがおきてしまったら
応急処置をご自身で実施する事は、屋根から落ちる心配もあります。屋根からものが落ちる心配もありますので注意しなければなりません。
雨漏りが確認できたら、建物が劣化が進んでしまう為、できるだけ早めに相談する事をおすすめします。