2019年10月29日
屋根リフォームの平均費用はどれくらいかかる?
屋根のリフォームを検討しているけれど、具体的な費用がわからず悩んでいるという方もいらっしゃると思います。
そこで代表的な屋根リフォームの方法と、かかる費用についてご紹介します。
屋根塗装
かかる費用は40~80万円ほどで、高圧洗浄機で屋根の汚れを落として新たな塗装を施工する方法です。
なんといっても最大の魅力は費用が安めということにあります。その他の屋根リフォーム方法に比べると約1/3の費用でおさまることもあり、比較的手軽にできるリフォームの一つです。
重ね葺き
60~120万円の費用がかかります。既存の屋根を撤去するのではなく、その上に新たな屋根材を重ねる施工となっています。
劣化がひどい場合は葺き替えとして屋根を取り除かなければなりませんが、それほど傷みがひどくない場合などは重ね葺きで対応可能なケースが多いです。
また、屋根の色がくすんでいる、細かい傷が気になるという場合も重ね葺きを選択すれば見た目を美しく変えることが可能です。
屋根のイメージを変えたいと考えている方も重ね葺きが適しています。
葺き替え
費用は80~200万円ほどです。現在設置されている屋根材を撤去し、新しいものに取り替えます。
そのため、ただの塗装に比べると費用は高めです。ですが、屋根の状態などがひどく劣化している場合には塗装工事だけでは対応できず、葺き替え工事をしなければならない場合もあります。
屋根リフォームの費用事例をBXゆとりフォームの施工事例でご紹介
これまでにBXゆとりフォームで行った施工事例について3つご紹介します。同じようなお悩みがある方は費用などについてもチェックしてみてください。
サッシからの雨漏り改善
木造3階建ての中古住宅を購入して入居して4年ほど経った頃、強い雨が降るとサッシから雨漏りが発生するようになったとのご相談です。
現地調査に伺ったところ、外壁に亀裂があり、この亀裂によって外部から水が浸入していたことが分かりました。
屋根の状態は、建物が建てられてから20年近く手入れをしていなかった状態であるため、提案させていただいたのは現状の屋根に塗装するより屋根が修繕され、今後もメンテナンスが不要である重ね葺きです。
また、外装も一新することになり、亀裂が発生していた外壁を剥がして腐食している部分の交換なども行いました。
かかった工期は約50日、費用は屋根重ね葺きリフォームと外壁塗装を合わせて約460万円です。これまで赤茶色だった外壁は少し暗い印象がありましたが、明るいベージュに塗り替え、新築のような美しい仕上がりになりました。
屋根に使用したのは丈夫で優れた耐久性が特徴であるニチハの「横暖ルーフS」です。BXゆとりフォームのプランでは、足場を含まない商品代+工事費は切妻が1㎡あたり9,500円、寄棟が10,500円となっています。
施工後も安心していただけるように保証書を発行、また2回の定期点検付きとなっています。
引っ越し後のトラブルに対応
木造2階建てで築30年以上となる住宅です。中古の住宅に内装リフォームを済ませて入居しましたが雨樋の一部が機能していませんでした。
さらに、屋根のトラブルも発生していたことに加えてこの時台風が迫っていた為、慌ててご相談いただいたケースです。
屋根を検査してみるとかなり傷んでいることが判明したので、既存の屋根に防水シートと金属ルーフを重ね貼りする葺き替え工法で対応しました。選択した商品は5色のカラーバリエーションと高い耐久性性能が人気のアイジー工業「ガルテクト シェイドブラウン」です。
BXゆとりフォームのプランでは足場を含まない商品代+工事費で切妻は1㎡あたり9,500円、寄棟は10,000円となっています。保証書発行と定期点検(2回)付きです。
屋根葺き替えのほか、一部外壁塗装を行いました。工期は2週間で費用は全体で100万円です。
雨漏り対策でリフォーム
鉄骨ALC造2階建のリフォームです。雨漏りが発生したためにみてほしいとのご連絡を受けました。状態を確認したところ、屋根の塗膜が剥がれて腐食、そこに穴が開いて雨漏りが発生している状態でした。
これの大きな原因となっていたのが塩害です。建物が海のそばにあるためにどうしても塩害が避けられない状態でした。
そこで、塩害対策に有効な塗料をご提案させていただき、ご満足いただいております。
リフォームは、もともと屋根の塗装のみの予定でしたが、外壁にもトラブルが発生していることが判明したので、全面的な改修工事をお任せいただき、外壁も含めたリフォーム工事となりました。
行ったのは屋根塗装、外壁塗り替え、腐食部分補修で、かかった工期は40日間となります。費用は945万円です。
その他の屋根リフォームの費用事例
その他、実際に見積りを依頼した際、費用の比較に参考になる具体的な屋根リフォームの費用事例を3つご紹介します。
瓦からガルバリウム鋼板に葺き替え
屋根面積は100㎡の住宅です。こちらでは、これまで瓦だった屋根をアメリカで開発された屋根材である「ガルバリウム鋼板」に葺き替えした場合の費用についてご紹介します。
ガルバリウム鋼板といえば、非常に耐久性が高い素材でできており、メンテナンス性に優れているのが特徴です。また、デザインが豊富でサビにくいので、多くの方から選ばれています。
葺き替えの場合は、既存の屋根材の撤去が別途必要になりますが、事例としては、1㎡当たりおよそ3,000円で100㎡ということになると、30万円ということになります。
他に既存の屋根材の処理や下地補修、防水シートなどの費用なども含めると合計費用は120万円ほどとなりました。
瓦からガルバリウムに葺き替えをするメリットはいろいろあります。例えば、工事の価格や耐久性のバランスが取れているということです。
ガルバリウム鋼板の中にはスーパーガルバリウム鋼板と呼ばれる耐久性が向上しているものも販売されているため、このあたりも見逃せません。
スレート屋根からガルバリウム鋼板に葺き替え
スレートからガルバリウムに葺き替えた場合の例についてですが、120㎡の住宅の場合、どのようになるのでしょうか。
まず、既存の屋根材の撤去をするための費用がかかるのですが、1㎡当たり2,000円として計算してみると、費用は24万円です。
下地の補修が必要になった場合、1㎡当たりの費用は1,500円前後となっているので、120㎡であることを考えるとおよそ18万円ということになります。
次に防水シートの施工です。こちらの価格は1㎡あたり600円前後と考えると、およそ7万円~の費用がかかります。
費用の中で特に高くなりがちなのは、新しい屋根材の費用です。仮に1㎡当たり5,500円程度とすると、その費用は約120㎡で66万円程度です。
諸経費なども含めると合計金額は127万円ほどとなりました。
葺き替えをすることによって明らかに見た目はよくなりますし、家を長持ちさせたいと考えている方は検討してみる事をおすすめします
平屋の屋根面積100㎡の重ね葺き工事
屋根面積が100㎡である住宅でリフォームを行った場合の事例です。なお、屋根勾配が緩やかな平屋で下地のためにかかる費用としては1㎡当たり1,800円ほどでした。100㎡なので、18万円になります。
他に防水シートが1㎡当たり600円、新しい屋根材が1㎡あたり5,500円、棟板金、諸経費なども含むと、総合的な費用は82万円~となっています。
こちらの事例の大きな特徴ともいえるのが、平屋の為屋根の勾配が緩やかであったため、足場が不要だったということです。屋根のみの施工の場合、平屋で勾配がかなり緩やかであれば足場を設置しなくても施工が可能なケースがあります。
このあたりは建物の状況によって異なります。現場を確認した上で足場の設置が必要か、足場を設置しなくても問題ないかを判断させていただきます。
基本的に屋根のリフォームをする際は足場の設置が必要になりますが、足場の設置費用は別扱いになっていることが多く、多くの費用が発生する可能性もあるのです。
屋根のリフォーム費用について検討する際、足場の設置費用をなどについてもよく確認しておかなければなりません。
屋根リフォームの費用を変動させる要因
屋根のリフォームで費用が変動してしまうのは、以下の2つの理由があります。
屋根材の種類
どのような屋根材を使用するかによっても費用はかなり変わります。
例えば、屋根重ね葺きカバー工法で使われるルーフのうち、BXゆとりフォームで取り扱っているものをいくつかご紹介します。
最も安いのがスタンダードモデルでもある「横暖ルーフS」で、商品代+工事費は1㎡あたり9,500円~となっています。耐久性が高く、地震にも強いのが特徴です。
それから、商品代+工事費が1㎡あたり10,300円~となる「スーパーガルテクト フッ素」という商品があります。裏面に表面材が出ない形状設計であるため、断熱性能に優れているのが特徴です。
屋根裏の湿気を通しにくい素材も使われているので快適に過ごせます。更に保証に関しても非常に充実しています。
このように、性能や保証が充実しているものはどうしても費用が高くなりますが、その分高性能です。
塗料の種類
塗料もどれを選ぶかによって性能や保証が異なり、それによって費用も異なります。
例えば、BXゆとりフォームで取り扱っている一般的な塗料の場合は、商品代+工事費は1㎡あたり2,800円~です。見た目を良くするといった目的ならこちらをおすすめします。
これが遮熱塗装の場合は1㎡当たり4,200円~です。費用は高くなりますが屋根に蓄積する熱を軽減する塗装であるため室内の温度が上がるのを抑えるなどのメリットがあります。
性能と費用の両方を考えた上で、検討することが大切です。
外壁塗装とまとめてリフォームすればお得
屋根のリフォームのみを単体で行うのではなく、外壁のリフォームも同時に行ったほうが全体のリフォーム費用を抑えることができます。
その理由は、屋根のリフォームと外壁のリフォームではどちらも足場を使用しますが、別々に施工をしようと考えた場合、その都度足場の設置費用がかかってしまうからです。
例えば、外壁塗装をする際に足場を設置したら、それを活用して屋根の葺替えや雨樋修繕や新規雨樋への交換・2階の雨戸の改修や修繕・塗装も行うのがおすすめです。場合によっては最大20万円程度お得になります。
「外壁の傷みも気になるけどまだいいか…」と考えている方は、お得に施工をするために同時に行うことを検討してみてはいかがでしょうか。
補助金や火災保険が使える場合も
屋根のリフォームをする際、できるだけ費用をおさえたいものです。そこで活用できるのが補助金や火災保険です。リフォームをする理由によってはこれらの対象となる場合があります。
まず補助金についてですが、具体的な条件や金額は自治体によって異なります。市区町村のWebサイトから確認が必要です。
注意点として、補助金は審査や抽選があるため、100%もらえるわけではありません。諸条件をしっかりと確認する必要があります。
それから火災保険についてですが、こちらは風災・雪災・ひょう災などが原因で屋根のリフォームが必要な場合は対象となる可能性が高いです。ただ、火災保険では契約する際に保険の対象を選ぶことができるのですが、ここで対象を「家財のみ」にしてしまうと屋根に被害が発生しても対象にならないのでどのような火災保険に入っているか確認・注意が必要です。
見積りは複数社に依頼しよう
屋根のリフォームを検討しているのなら、複数社から見積りを取り、必要に応じて比較をする事をおすすめします。
1社のみに見積りを依頼したとしてもそれが他社と比べて安いのか、適正価格なのか比較できません。
また、見積りをよく比較することにより、しっかりと対応してくれるリフォーム会社かどうかを見極めることにもつながります。例えば、数社に見積りを取った際に、他社に比べて圧倒的に安い・高い場合は何らかの理由があると考えられます。適正価格に設定されているリフォーム会社を選んだ方が安心できます。
BXゆとりフォームは、無料で見積りを受け付けていますので、お気軽にご相談ください。
屋根のリフォームを検討している方の中には、できるだけすぐに対応できるところを探している方もいるのではないでしょうか。
WEB申し込みもお受けしておりますので、こちらの場合は24時間いつでもお問い合わせいただけます。
屋根のリフォームを依頼する際にはできるだけ信頼できるところに依頼するのがおすすめです。BXゆとりフォームはこれまでに35万件もの実績があります。リフォームコンテストでも多数受賞を果たしているほか、売上実績ナンバーワンを9年連続獲得していますので、お気軽にご相談ください。
屋根は、家全体を守る一番大切なところだから、、、
屋根は、一番雨風にさらされている部位であり、家全体を守る一番大切な箇所です。
しかしながら、目にする機会も少ない為あまり意識されていない方も多いかと思います。
壁より紫外線にさらされている事もあり、外壁と屋根を同時に施工するのであれば、屋根だけでもハイグレードの塗料を使う、
葺き替えて次のリフォームまでの期間を延ばすなど、検討する事をおすすめします。
また、屋根に登って確認する事は、危ないので、リフォーム専門店や塗装業者の方に動画や写真を撮影してもらい確認、チェックをおすすめめします。