2023年05月22日
屋根は日々紫外線や雨風などの影響を受けているため、劣化しやすい部分です。ここでは、建売住宅の屋根をリフォームするタイミングなどについて解説します。
建売住宅の屋根をリフォームするタイミング
建売住宅の屋根をリフォームするタイミングとしては、目安の年数を参考にする方法と、見た目や状態から判断する方法があります。
リフォームするタイミング
一つの目安になるのが、建てられてから10年経過したあたりです。
10年ほどではそれほど目立つ劣化はありません。ただ、このあたりのタイミングで早めにメンテナンスを行っておくことにより、住まいの寿命を伸ばす効果が期待できます。
リフォームするタイミングを見極めるポイント
見た目や状態から判断する場合は、屋根の状態をよく確認してみてください。
例えば、屋根の色にバラつきがある、屋根にコケや藻が生えているなどの場合は、リフォームのタイミングです。また、雨漏りが発生しているような場合は先送りせず、早期に対応が必要になります。
建売住宅の屋根をリフォームするメリット
建売住宅の屋根をリフォームするメリットはいくつかあります。代表的なメリットは以下の2つです。
自分好みのカラー・デザインにできる
建売住宅の場合、すでに仕上がった状態で購入することになるので、購入時に自分好みのカラーやデザインにはできません。
ですが、屋根をリフォームすることにより、個性的なカラーやデザインなども選択できるのがメリットです。立地や間取りなどには満足しているけれど屋根の色だけ好みではないような場合も、リフォームで対応できます。
雨漏りや地震によるダメージリスクを減らすことができる
傷んだ屋根をリフォームすることにより、雨漏りや地震などから建物を守る力が強くなります。屋根は近くで直接目にすることがなく、劣化に気づきにくい場所です。適切なタイミングでのリフォームが求められます。
屋根のリフォームのポイント
建売住宅の屋根をリフォームする際には、いくつかおさえておきたいポイントがあります。以下の3つに注目してみてください。
屋根の状態はプロに点検・調査してもらう
家の下から屋根を見るだけでは屋根の状態を的確に判断することはできません。そのため、定期的にリフォーム業者にしっかり点検・調査してもらうことをおすすめします。屋根にのぼる調査のほか、ドローンなどを用いた調査を行うリフォーム業者も増えてきました。
アスベストに注意する
アスベストとは、非常に繊維が細かく、吸入すると健康被害の恐れがあることから現在では使用が禁止されている石綿です。古い住宅の屋根材には、アスベストが含まれているものがあります。
アスベストが含まれている可能性がある場合は、アスベストに対応しているリフォーム業者を選ぶことが重要です。
外壁も同時にリフォームするのがおすすめ
建売住宅の屋根をリフォームする際、一緒に行いたいのが外壁のリフォームです。まとめて同じリフォーム業者に依頼することにより、総合的な費用を抑えられます。
一緒のタイミングで施工を行えば、同じ足場を活用できるため、それぞれで足場の設置・撤去をする必要がありません。その分、費用を抑えられるのがポイントです。
屋根は定期的にリフォームが必要
屋根は高いところにあることから外壁などに比べると目に入ることが少なく、気づいた時には大幅に劣化していたようなケースも珍しくありません。建物を守る重要な部分であるため、10年を目安に定期的にリフォームを行うことをおすすめします。
ただし、状況によってはすぐにリフォームが必要なケースもあるので、まずは信頼できるリフォーム業者に相談し、診断をお願いしてみてください。