2023年05月08日
ログハウスをできるだけ良好な状態に保つためには、塗装が欠かせません。理由と外壁塗装をする際のポイントについて解説します。
ログハウスの外壁塗装が重要な理由
ログハウスは自然素材を使って建てることもあり、一般住宅と比較して劣化が早いとされます。そんなログハウスを守るために重要な役割を持つのが、外壁塗装です。
塗装により、以下の効果が期待できます。
紫外線や汚れから外壁を守る
ログハウスの外壁塗装ではカビや防腐、防虫性能に優れた木材保護塗料が使われることになります。そのため、外壁塗装をしない場合と比較し、紫外線や汚れなどから外壁を守る効果があります。
雨水からの保護
ログハウスは、外壁に降り注ぐ横殴りの雨に弱いとされています。特に台風などの際に被害を受けやすいので、防水対策ができる塗装は必須といえます。
ログハウスの外壁塗装をする際のポイント
DIYで外壁塗装を行ったとしても十分な効果が実感できなかったり、さらなるトラブルに繋がったりすることがあります。そのため、リフォーム業者に依頼して塗装をすることが重要です。
リフォーム業者がログハウスの外壁塗装をする際、どのようなポイントがあるのか解説します。
塗装周期や傷み具合を把握する
どのような塗料を使用するのか、住宅周辺の環境はどうなっているのかなどによって傷み具合が変わります。これによって塗装周期も変わってくるので、しっかり見極めたうえで適切なタイミングで塗装を行うことが重要です。
一つの目安は、3年から7年周期です。専門業者にリフォームを依頼しようと思っているものの適したタイミングがわからない場合、一度診断してもらうことをおすすめします。
塗装前の洗浄は念入りに行う
塗装前に外壁を洗浄し、きれいにしておくことが欠かせません。汚れやコケなどが付着したままの状態で塗装を行ったとしても、十分な効果が得られないからです。
ログハウスが建てられている場所は周囲に自然が多い環境がほとんどなので、汚れが付着しやすいといえます。
高圧洗浄機を使うと傷んでしまうような箇所は、手作業での洗浄が必要です。このあたりがDIYでは難しいポイントといえます。適切な方法で汚れを除去し、きれいにしてからでなければ、その上から塗料を重ねたとしても本来の効果は発揮されません。
洗浄後はしっかりと乾燥させる
洗浄した後、十分に乾燥させることなく塗装すると、塗装に悪影響を与えてしまう可能性があります。1~3日程度の十分な乾燥時間が必要です。
天気が悪い日や、雨が多い時期などは乾燥に時間がかかってしまうこともあります。
塗料を複数回重ね塗りする
塗料は1度塗って終わりではなく、3度塗りするのが理想といえます。1度目が下塗り、2度目が中塗り、3度目が上塗りです。塗り重ねることにより塗料が浸透し、本来の効果を発揮できるようになります。
塗り重ねる際、前に塗った塗料が十分乾いてから塗り重ねていくことが重要です。まだ乾燥していない状態で新しく塗り重ねた場合、施工不良に繋がってしまう恐れがあります。
こういった施工不良はすぐに発覚することは少なく、数年後に徐々に塗膜が剥がれるなどのトラブルが起こりやすいです。
ログハウスの外壁塗装は重要な意味を持っている
ログハウスといえば、一般的に丸太を積み重ねることによって壁を作るので、外壁塗装は必要ないのではないかと考えてしまう方もおられます。ですが、外壁塗装をすることによって、横からの雨風に弱い特徴を持つログハウスを守ることが可能です。
また、日々降り注いでいる紫外線などの汚れから守る効果も期待できるので、ログハウスを所有している方、建てようと考えている方は適切なタイミングで外壁塗装を行うことが大切といえます。