2022年11月14日

お役立ちコラム 外壁塗装 89.外壁塗装はまだ早い?築10年が目安とされる理由を解説

外壁塗装をするタイミングとして、築10年は早いのでしょうか。目安のタイミングやリフォームが遅れてしまった場合のリスクについて解説します。

築10年で外壁塗装するのは早いと感じてしまうことがありますが、タイミングとしては適しています。どのタイミングで外壁塗装すれば良いのか悩んでいるのであれば、10年を目安に行ってみるのがおすすめです。

新築時には外壁塗装によって家がしっかり守られていますが、少しずつ劣化します。適切なタイミングでリフォームすることが重要です。

築10年は、外壁塗装をすべき目安のタイミングといえます。その理由として、塗料の耐久年数に関すること、劣化に関することが挙げられます。

塗料の耐久年数

外壁塗装で使われている塗料は、一度塗れば永遠に機能性を保てるのではなく、少しずつ劣化します。一般的な塗料の耐久年数目安は以下の通りです。

塗料 耐用年数
ウレタン塗料 8~10年
シリコン塗料 10~15年
ラジカル塗料 12~15年
フッ素塗料 15~20年
無機塗料 15年~

ここからもわかるように、例えばウレタン塗料については耐用年数が8~10年しかありません。ウレタン塗料を選択した場合は、10年よりも前のタイミングで再塗装などのリフォームを検討する必要があります。

他の塗料についても10年を一つの目安として外壁塗装しておけば、耐用年数の範囲内で機能性を保ったまま再塗装ができることになります。

劣化症状の出現

築10年頃になると、さまざまな外壁の劣化症状が出現するようになります。

まず、チョーキングです。チョーキングとは、壁が白い粉を吹いたような状態になるトラブルのことをいいます。チョーキング現象が発生している壁は水をはじくことなく吸い込んでしまうので、リフォームが必要です。

ひび割れも代表的な劣化症状の一つといえます。ひび割れた部分から水が入り込み、建物の内部が傷んでしまう可能性も高いです。

更には、カビやコケの繁殖、サイディング外壁に多い反りなどの劣化症状が挙げられます。外壁の状態を定期的に確認しておくと変化に気づきやすいです。

なお、築10年未満でも上記のような劣化症状が現れているようなケースでは、外壁塗装が必要な場合もあります。

築10年が外壁塗装のタイミングといっても、まだ大丈夫と考えて先延ばしにしてしまうこともあるようです。ですが、適切なタイミングで外壁塗装を行わなかった場合、以下のようなトラブルに繋がってしまう恐れがあります。

家の劣化が激しくなる

リフォームすべき時期にしなかった場合、劣化が激しくなり、家の寿命が縮みます。塗料が劣化した場合、防水効果がなくなり、建物が水分を吸収してしまうからです。

すると、変形や歪みが発生し、隙間から雨水が浸入してしまいます。家の重要な部分が腐食し、シロアリ被害などが発生すれば耐震性も大幅に落ちてしまうため、注意が必要です。

高額なリフォーム費用が発生する

リフォーム費用を心配して先延ばしにするケースがありますが、建物が大きく劣化してからリフォームするとその分費用がかかります。結果的に、適切なタイミングでリフォームを行った方が費用を抑えられるケースが多いです。

築10年は外壁塗装を検討すべきタイミング

外壁塗装について考えた際、築10年は早いと感じてしまうこともありますが、塗料が劣化して機能性が保てなくなっている可能性があるので、リフォームについて検討することをおすすめします。適切なタイミングでリフォームをすることにより家を長持ちさせられるようになるので、先延ばしにしないように注意が必要です。

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