2021年08月27日
外壁塗装も依頼する際には、付帯箇所としてその他の部分も一緒にリフォームしてもらうと節約につながります。付帯箇所とは何か、一緒に行うとなぜお得なのか解説します。
付帯箇所とは?
外装塗装における付帯箇所とは、屋根・コーキング・玄関扉・雨戸・庇(ひさし)・ベランダ・基礎・シャッターなどのことです。
それぞれ個別にリフォームを行う方法もありますが、外壁塗装とまとめて行ったほうが一度の工事で済むことから、費用を抑えることが可能です。
また、外壁塗装をする際に付帯箇所を依頼しなかったものの、あとから玄関扉やベランダなどの塗装が剥がれているのが気になることがあります。しかし、その付帯箇所のみを個別にリフォームしようと考える方は多くありません。結果的に、適切な時期に付帯箇所のリフォームができず、塗装が劣化して雨漏りなどの原因になってしまうことがあります。
外壁塗装と付帯箇所塗装を同時に行うのがお得な理由
なぜ、外壁塗装と付帯箇所の塗装を同時に行ったほうがお得なのかについて解説します。
足場代が一度で済む
基礎以外の部分については、基本的に足場を設置してから作業を行う必要があります。足場の設置費用だけで数十万円かかってしまうので、一度で済ませたほうがお得です。
例えば、外壁塗装と屋根塗装のリフォームをそれぞれ別で行う場合、2回足場を設置しなければならず、2倍の足場費用がかかります。できる限りまとめて行うことで費用を抑えられます。
人件費が抑えられる
足場代だけではなく、人件費も抑えることができます。外壁が乾くのを待っている間に、付帯箇所の塗装を行うことが可能だからです。
同時に塗装を行う付帯箇所に応じて、効率よく作業ができるようスケジュールを組んでもらえるので、短期間でリフォームをまとめて行いたいと考えた際にも向いています。
付帯箇所の塗装にかかる費用相場
外壁塗装と同時に行える代表的な付帯箇所と、それぞれの塗装費用相場についてご紹介します。
部位 | 単価 |
軒天(のきてん) | 800~1,500円/㎡ |
破風板(はふいた) | 800~1,200円/m |
鼻隠し(はなかくし) | 800~1,200円/m |
霧よけ | 1,500~2,500円/m |
雨樋(あまどい) | 550~3,500円/m |
笠木(かさぎ) | 800~1,200円/m |
水切り | 600~800円/m |
換気フード | 500~800円/箇所 |
雨戸 | 3,000~5,000円/枚 |
戸袋 | 3,000~5,000円/㎡ |
ベランダ、バルコニー | 4,000~6,000円/m |
窓枠 | 500~1,100円/m |
手すり | 600~3,500円/m |
部位によって単価が「㎡」あたりか「m」あたりかが異なります。
選択する塗料のグレードによっても金額が大きく変わってくるので、どの塗料を選択するのかについても慎重に検討が必要です。
費用について確認する際には、見積書の内容を確認します。リフォーム業者によって「付帯部塗装」と一つにまとめて費用を記載していることもあれば、それぞれの名称をひとつずつ記載していることもあります。そのため、費用面で気になることがあれば事前に確認が必要です。
注意点として、「その他」と書かれているのみで、その中に付帯箇所が含まれているのかどうかわからない見積りがあります。この場合は作業内容について確認し、内容を明確にしておくと安心です。
まとめてリフォームするとお得
外壁塗装で、付帯箇所を一緒に行うことによりお得になる理由などについて解説しました。
足場の設置費用や人件費を抑えられるため、安く済ませたいと考えているのであれば、それぞれ別にリフォームするよりも、まとめて行ってしまうのがおすすめです。別々にリフォームを行うとそれだけ工期も長くかかってしまいますし、窓を開けられない期間なども長くなってしまいます。
一度にリフォームをすればそれだけ費用はかかりますが、結果的に総合的な費用は抑えられることになるので、見積りを取りながら相談してみてはいかがでしょうか。