2020年04月01日
外壁は常に湿気や雨など様々な影響を受けている場所なので、カビが発生しやすいポイントです。こちらのコラムでは、外壁のカビの予防法と対処法についてご紹介します。
外壁のカビ予防と対処法
外壁は常に湿気や雨など様々な影響を受けている場所なので、カビが発生しやすいポイントです。そこで、カビの予防法と対処法についてご紹介します。
カビの予防法
汚れが蓄積してカビにつながってしまうことが多いため、定期的に水洗いをすることが大切です。こうすることにより大部分の汚れを洗い流し、カビの予防につながります。
また、カビの原因となっている菌を殺菌することも大切です。
外壁の状態や、条件によってもカビが発生しやすくなるため、カビが発生しやすい条件がそろっている場合などは、できるだけこまめに清掃しなければなりません。
ただし、何度もリフォーム会社・外壁塗装業者に依頼をして塗装の施工をするのはお金もかかってしまうため、防カビ効果の高い塗料を選択するなどして対策を取るのもおすすめです。
カビの対処法
すでにひどいカビが発生しているケースだと、なかなか個人では対応しにくいですが、それほど状態が悪くないのであれば、スポンジなどを使って水洗いをすればある程度良くなります。状態がひどい場合は、リフォーム会社・外壁塗装業者に依頼する事をお勧めします。
知っておこう!カビが生える原因
大きな原因は、カビの菌が繁殖していることにあります。カビには繁殖しやすい条件があり、外壁はその条件をほぼ満たしているのです。外壁は次のような理由によりカビが繁殖します。
繁殖するための栄養素がある
カビも栄養素がなければ繁殖できないのですが、カビの栄養素といえば汚れであり、外壁は汚れが蓄積しやすい場所です。チリやホコリなど、外気には様々な汚れが含まれています。これらを餌にして繁殖するのです。
湿度が高い
特に梅雨の季節にカビに悩む人が増えますが、これは雨が降りやすくじめじめしている影響で湿度が60%を超えてカビにとって過ごしやすい環境が続くからです。更に湿度が80%を超えた場合には急激に繁殖力を高めるのですが、外壁は雨に打たれることもあり、湿度の高い状態が続いてしまうことがあります。
特に気をつけなければならないのが、家の近くに川や海がある場合です。このようなケースでは雨が降らなくても一年中外壁が湿度の影響を受けてしまい、カビが発生しやすくなります。
放置されやすい
外壁を長く放置してしまうと汚れが蓄積されやすく、カビが発生しやすい環境になります。
特に家の裏側など、目につきにくい位置の外壁は気づいた時には、ひどい状況になっていたケースも珍しくありません。
カビを放って置くとどうなる?
カビが発生すると、見た目が悪くなるだけではなく、健康被害や外壁の劣化につながってしまう恐れがあります。
健康被害
外壁は家の周辺にあるため、放置してカビが繁殖してしまうとカビの原因菌が家の中に入り込んでしまうことがあり、健康被害をもたらします。
カビはアレルギーの原因物質でもあるので、特に家族の中に身体が弱い人がいる場合は十分に注意しておかなければなりません。
外壁の劣化
外壁でカビが繁殖すると「中性化」と呼ばれる現象が起きてしまう可能性があります。これは、酸性とアルカリ性が反応して起きる現象のことです。カビは酸性なので、アルカリ性の外壁と反応して中性化現象が起きると壁本来の性質が変わり、もろくなってしまうことがあります。
ほんの少し触っただけで壁がポロポロと崩れてしまうのも、中性化が大きく関わっています。カビが繁殖している範囲が広くなるほど中性化の範囲も広がってしまいます。
カビが発生しやすい家の外壁の特徴
どのような環境にあるのかによっても、カビが発生しやすいかどうかが変わってきます。特に気を付けておかなければならないのは次のようなケースです。
長く放置していて汚れが蓄積している
先述したように汚れはカビの栄養素になってしまうため、汚れが蓄積した状態の外壁はカビが繁殖しやすいです。付着したばかりの汚れは水洗いでも取り除けますが、それを何年も放置してしまうと頑固な汚れになり、通常の水洗いでは落としきれなくなってしまいます。
道路に隣接している
カビの栄養素は大気中の埃や土などにも含まれており、道路に隣接している外壁はこれらが付着しやすい状態です。そのため、住宅街で頻繁に車が通らない場所にある家よりもカビが発生するリスクは高くなります。
水はけが悪い土地
もともと田んぼや沼地だったところを埋め立てた場所に建てられている家もありますが、水はけが悪い土地は湿度が高くなりやすく、カビにとって成長しやすい環境が整っています。
カビ対処法の詳細
すでにカビが発生しているおり、次のような方法で対策をとると効果的です。
自分で行う方法
自分でできるカビ対策としては、水洗いが効果的です。スポンジやブラシを使って水洗いをします。あまり硬すぎるブラシを使うと壁が傷ついてしまい、その傷にカビが繁殖しやすくなるため注意が必要です。
軽く擦って落ちる程度の汚れやカビなら、柔らかいスポンジや雑巾を使うのがおすすめです。
また、カビの掃除をする前にゴム手袋とマスクを装着し、菌を吸い込まないように注意しなければなりません。雑巾やスポンジなどを使った方法なら水道代とあわせてもかなり安く抑えられますが、もう少し費用をかけて、水を高圧力で吹き出す洗浄機を用意してみるのもおすすめです。軽く擦っただけでは取れないような汚れも取り除けます。
リフォーム会社・外壁塗装業者に依頼する方法
自分でキレイにするのが手間に感じる場合や、確実に汚れを落としたいと考えているのならリフォーム会社・外壁塗装業者に依頼する方法が最も確実です。自分で行うのに比べて費用はかかりますが、それだけ外壁が美しくなるので、定期的に依頼することで外壁を良好な状態に保てます。
具体的な費用については事前に教えてもらえるので、まずは相談をして見積もりを出してもらうのがおすすめです。
自分で行うのと外壁塗装業者に依頼どちらがおすすめ?
自分で行うか、リフォーム会社・外壁塗装業者にしようか悩んだ際には、次のようなポイントをおさえておくと判断しやすくなります。
汚れの程度で考える
スポンジやブラシでこすっただけでは取れないような頑固な汚れやカビが発生している場合、素人が市販の道具で対策を取るのは大変なことなので、リフォーム会社・外壁塗装業者に依頼するのがおすすめです。
反対に、簡単な掃除だけで取り除けるような状態なら依頼する必要はありません。
手間をかけられるか
簡単な汚れだったとしても、外壁は非常に面積大きくリフォーム会社・外壁塗装業者に依頼したほうが手間・労力をおさえられます。
意外に手間がかかりますので、リフォーム会社・外壁塗装業者に依頼する事をおすすめします。
カビの予防効果を高めたいなら塗装業者を選択
カビが発生するたびにリフォーム会社・外壁塗装業者に依頼するとお金がかかってしまうと考えがちですが、塗料の中には防カビ効果が高いものがあります。そのようなものを選択して外壁を塗装すれば、長期間にわたりカビの問題から解放されます。
長く美しい外壁を保つことにもつながるため、現在生えているカビの対処だけでなく、予防のための対策をとりたいと考えている方は、自分で行う簡単な掃除よりもリフォーム会社・外壁塗装業者に依頼することをおすすめします。
BXゆとりフォームの防カビとは?
BXゆとりフォームでは防カビ効果のある塗料を使用しています。例えば、おすすめプランである「ゆとりファインS」では強い塗膜により耐候性能が高まるのです。
カビが付きにくくなるだけでなく、紫外線の影響による色あせやチョーキング、大気中の汚染もおさえられるため、外壁が抱える多くの悩みに対してまとめて対策ができます。
10~15年も効果が続くため、外壁の管理に悩んでいる方は一度BXゆとりフォームにご相談ください。
カビは退治しにくい
基本カビは表面だけでない事も多く根本から処理しないとすぐに表面も汚れてきます。また、建物の北側や湿度の高い所に出やすいので、しっかりと洗浄して塗装する事はもちろん、無機塗料等のハイグレードモデルのと塗料を使う事もおすすめします。